Amazon商品紹介コンテンツの作り方|売上UPのデザインコツ
Amazonで商品を販売する際、競合との差別化が難しいと感じていませんか。商品紹介コンテンツ(A+コンテンツ)は、商品ページの充実度を高め、CVR向上に直結する重要な機能です。
本記事では、Amazon商品紹介コンテンツの基礎知識から具体的な作成方法、売上向上に繋がるデザインのコツまで、実践的な情報を網羅的に解説します。ECサイト出店者の皆様が今日から実践できる内容を提供します。
目次
Amazon商品紹介コンテンツ(A+)とは
Amazon商品紹介コンテンツは、商品詳細ページを充実させるための追加コンテンツ機能です。通常の商品説明では伝えきれない情報を、画像とテキストを組み合わせて効果的に訴求できます。
商品紹介コンテンツの基本概要
商品紹介コンテンツ(A+コンテンツ)は、商品詳細ページの下部に表示される追加のマーケティングコンテンツです。Amazon側で用意された複数のモジュール(テンプレート)から選択し、画像やテキストを自由に配置できます。
従来のAmazon商品ページは非常にシンプルでしたが、この機能の導入により、単品通販のLPや楽天市場のようなリッチな商品詳細の作成が可能になりました。商品の魅力や強みをユーザーに伝えやすくなるため、Amazon出品者は必ず活用したい機能といえます。
A+コンテンツがもたらす売上への影響
商品紹介コンテンツの導入により、転換率(CVR)が向上し、売上アップに繋がった事例が多数報告されています。画像とテキストを効果的に組み合わせることで、商品の特徴や魅力をより具体的に訴求できるからです。
Amazon転換率(CVR)の改善は、売上増加だけでなくAmazon内での露出拡大にもつながります。商品ランキングの算出基準には注文件数が含まれると考えられており、CVR向上が検索順位の向上にも寄与します。
Amazonではショップ間の差別化が難しい環境ですが、商品紹介コンテンツは店舗の努力で差別化できる重要な施策です。最大限活用してCVRアップにつなげていきましょう。
Amazon商品紹介コンテンツの3つのタイプ
商品紹介コンテンツには、ベーシック、プレミアム、ブランドストーリーの3種類があります。それぞれ利用条件や機能が異なるため、自社の状況に合わせて選択することが重要です。
利用資格と前提条件
商品紹介コンテンツを利用できるのは、大口出品者でブランド登録が完了しているブランド所有者に限られます。または、Amazon LaunchpadやAmazon Exclusivesで承認されたブランド所有者も利用可能です。
利用条件の確認は非常に重要です。セラーセントラルにログインして確認することで、自社がどのタイプのコンテンツを利用できるかを把握できます。
ベーシック商品紹介コンテンツの特徴
ベーシック商品紹介コンテンツは、商品詳細ページに商品の特徴や用途などの情報を追加できる機能です。商品の魅力や使用イメージを訴求でき、購入を促しやすくなります。
モジュールは17種類から最大7つまで選択して配置できます。段落見出しや画像の編集、商品の比較表の追加、箇条書きリストの追加が可能で、画像サイズは970 x 300ピクセルが利用可能です。
プレミアム商品紹介コンテンツと動画機能
プレミアム商品紹介コンテンツは、ベーシックよりも質の高い商品詳細ページを作り込める機能です。動画の挿入やカルーセル機能、Q&Aモジュールが配置可能で、より高画質な1464 x 600ピクセルの画像が利用できます。
ただし、利用には追加条件があります。カタログ内のすべてのASINにブランドストーリーを適用していること、過去12ヵ月間に商品紹介コンテンツを5件以上申請し承認を得ていることが必要です。
Amazonでは毎月プレミアムA+の利用資格を再評価しています。現在利用できなくても、次の再評価で条件を満たせば利用資格を得ることができます。
ブランドストーリー機能の戦略的活用
ブランドストーリーは、ベーシックA+やプレミアムA+とは別枠で表示される追加コンテンツです。商品詳細ページ上部の「ブランド紹介」セクションにカルーセル形式で表示されます。
この機能は、企業の歴史や理念、価値観を顧客に伝えることを目的としています。カルーセル形式を利用して複数の画像をスライド表示できるため、ブランドの世界観を分かりやすく演出できるのが特徴です。
理念や開発の背景、製品のコンセプトをストーリー形式で伝えることで、消費者にファンになってもらうことが可能です。LTV向上には顧客との信頼関係構築が不可欠ですが、ブランドストーリーはこれを実現する重要なツールになります。
Amazon商品紹介コンテンツの作成手順
商品紹介コンテンツの作成は、6つのステップで進めていきます。各ステップを丁寧に実行することで、承認率の高いコンテンツを作成できます。
ステップ1:コンテンツ種類の選択
まずは作成するコンテンツの種類を選択します。商品情報量を増やしたい場合は「ベーシック」、ブランディング・認知拡大をしたい場合は「ブランドストーリー」を選択してください。
ただし、ブランド登録をしていない店舗は「ブランドストーリー」を選択できません。自社の登録状況を事前に確認しておきましょう。
ステップ2:基本情報の入力
コンテンツ名と言語を入力・選択します。コンテンツ名は任意のわかりやすい名前で構いませんが、商品名やASINなどがおすすめです。
言語は「日本語」「簡体字中国語」「英語」の3つから選択します。日本国内で販売する場合は「日本語」を選びましょう。
ステップ3:モジュールの追加と配置
モジュールとは商品紹介コンテンツ用のテンプレートで、画像とテキストを組み合わせて情報を伝える構成要素です。通常は1つのコンテンツにつき5つまでモジュールを追加できます。
17種類のモジュールから、自社商品の強みを伝えるのに適したものを選択しましょう。おすすめは「テキスト付き標準画像ヘッダー」で、横幅いっぱいの画像と最大6,000文字のテキストで商品を説明できるモジュールです。
「標準的な単一の左画像」も効果的です。正方形の画像と最大1,000文字のテキストで商品やブランドを深掘りでき、左に画像を配置することでユーザーの注意を惹きつけられます。
ステップ4:画像とテキストの編集
選択したモジュールに画像とテキストを配置していきます。画像サイズはモジュールごとに推奨サイズが異なるため、ガイドラインを確認しながら作業を進めましょう。
通常A+コンテンツの推奨サイズは、フル幅画像が970 x 600ピクセル、小モジュール(3画像挿入)が300 x 300ピクセル、小モジュール(4画像挿入)が220 x 220ピクセル、比較表モジュールが150 x 300ピクセルなどです。
ステップ5:プレビュー確認
コンテンツの編集が完了したら、必ずプレビューで表示イメージを確認します。PCとスマートフォンの両方での表示を確認し、デザインの最適化を図りましょう。
見やすいフォントサイズになっているか、画像やテキストの発色に問題はないか、といった細部までチェックすることが重要です。
ステップ6:ASINへの適用と送信
プレビュー確認が完了したら、作成したコンテンツを対象ASINに適用します。複数の商品に同じコンテンツを適用することも可能です。
最後に送信ボタンを押して、Amazonの審査を待ちます。審査には最大7営業日かかり、繁忙期にはさらに時間がかかる可能性があります。
CVR向上を実現するコンテンツ構成のコツ
商品紹介コンテンツを効果的に活用するには、ユーザー心理を理解した構成が不可欠です。ここでは実践的なコンテンツ構成のコツを解説します。
CVR向上のメカニズム
商品紹介コンテンツを活用すると商品詳細ページの情報が充実し、ユーザーが購買判断を行いやすくなります。その結果、購入率(CVR)が向上しやすくなるのです。
具体例を見てみましょう。月間2,000人が訪れる商品ページで5,000円の商品が2%のCVRで売れている場合、40人が購入し月間売上は200,000円です。
しかし、CVRを2%から4%に向上できれば、購入者は80人に増え、売上は400,000円になります。CVR改善は効率的に売上を拡大するための非常に重要な指標です。
競合商品への離脱を防ぐ設計
商品紹介コンテンツは、自社商品の魅力を詳細に伝えるだけでなく、商品詳細ページの範囲が広くなることでユーザーの滞在時間を増やす効果もあります。
ユーザーが長くページを閲覧すればするほど、その商品に対する理解と興味が深まります。充実した情報提供により、ユーザーは十分な情報を得られたと感じ、競合商品を探す必要性を感じなくなるのです。
実事例から学ぶ成功パターン
食品関連商品では、モジュール「ブランドストーリー」で企業とおすすめ商品を効率よく掲載し、「テキスト付き標準画像ヘッダー」で商品をさらにアピールする構成が効果的です。
高級感を感じられる写真で各商品を分かりやすく撮影し、画像とテキストで商品説明を展開します。単品・セット商品などもラインナップがわかりやすい構成にすることがポイントです。
健康系商品では、最初に動画を差し込むことで商品説明をわかりやすく伝える手法が有効です。ベーシックなモジュールを使いながらも、画像をしっかり作り込むことで情報量を盛り込めます。
ビジュアルコミュニケーション戦略
お悩みの解決方法として商品を紹介する形でLPのように説明し、悩みの提起や研究データの紹介など、フックとなる情報をコンテンツに入れ込むことが購買意欲を高めます。
雑貨系商品では、動画やカルーセル機能を使い、商品の信頼性や特徴を詳細に説明します。「類似商品と比較する」「ブランドストーリー」などのモジュールで購入しやすい設計にしましょう。
文字量を減らしてビジュアルで理解できるようにし、商品サブ画像に使用動画も差し込むことで、実際の使用感をわかりやすく伝えられます。関連商品も下部で紹介することで、まとめ買いしやすい動線を設計できます。
Amazon商品紹介コンテンツのガイドラインと注意点
作成したコンテンツは掲載前にAmazonの審査を受けます。ガイドライン違反があると掲載不可となり修正が必要になるため、事前の理解が重要です。
ガイドライン遵守の重要性
Amazon商品紹介コンテンツで紹介できる内容は「商品説明の改善」と「ブランドストーリー」のみです。許可された内容のみを訴求しているかどうかを確認することが重要です。
文法的な誤り、句読点の誤り、誤記、すべて大文字の文字列、フォント設定の乱用、不要な情報や情報の繰り返しは、コンテンツの却下につながる可能性があります。
禁止されている記載内容
記載が禁止されている項目は多岐にわたります。配送料の詳細やQRバーコード、競合他社の商品への言及や比較は記載できません。
「低価格」「お得」「無料」等の価格やプロモーションの詳細、「いますぐ購入」「カートに入れる」など購入を促す文言も禁止です。「新着」「最新」「過去最高」など時期が限定される情報も使用できません。
画像に含まれるaltテキスト(画像の内容を端的に説明するテキスト)が実際の画像と関係のない場合も、申請が却下されます。初めて作成される方は、ガイドラインに一度目を通すようにしてください。
デバイス対応とレスポンシブデザイン
スマートフォンとPCの両方での表示を意識したデザインにする必要があります。同じコンテンツでも、ユーザーが閲覧するデバイスによって見え方やレイアウトが変動する場合があるためです。
モジュール内で使用する画像は、ガイドラインで指定されている画像サイズに調整して設定することが非常に重要です。画像サイズがバラバラだと、ユーザーは様々な形で切り抜かれた画像を閲覧することになり、ストレスの原因となります。
商品画像との連携による最適化戦略
A+コンテンツと商品画像は連携して機能します。両者を戦略的に組み合わせることで、より高い訴求効果を実現できます。
推奨画像サイズと高解像度化
Amazonでは商品画像の推奨サイズとして1600 x 1600ピクセルの正方形が推奨されます。このサイズで画像を準備すると、ズーム機能が有効になり、購入者が商品を拡大して詳細を確認できます。
最低限のサイズは1000 x 1000ピクセルですが、ズーム機能を最大限に活用するためには長辺が1600ピクセル以上のサイズを目指しましょう。
縦長画像になればなるほど表示サイズは小さくなりますが、訴求できる情報量(面積)は広くなります。この特性を理解して、自分の商品に適したサイズを決めることが重要です。
メイン画像とサブ画像の戦略的配置
メイン画像は商品本体の白抜きを適用するルールがあります。楽天やヤフーショッピングのようにテキストを入れると検索対象外になる可能性があるので注意しましょう。
サブ画像はテキスト記載が可能ですので、商品の魅力をしっかり伝えられるようにします。伝えたい内容が増えると訴求面積が必要になるため、縦長画像を採用するケースが出てきます。
メイン画像1枚とサブ画像6枚(うち動画1本)で構成するのがおすすめです。画像は売上アップのために重要な要素ですが、Amazonにはサイズルールと規約が設けられているので注意してください。
商品画像作成の実践的コツ
Amazonで売れる商品画像を作るには8つのコツがあります。スマホファーストを意識し、商品の強みを伝え、利用シーンをみせることが基本です。
角度を変えて撮影し、パソコンでのズーム機能を活用します。サブ画像の枚数は6枚にし、他社の商品画像を分析し、数値を分析して改善することが成功の鍵です。
メイン画像の画面占有率は特に高く、ユーザーに魅力的と思ってもらえるかどうかを左右します。メイン画像を雑に設定するとクリックすらされない商品ページになってしまうため、シンプルな画像でも手を抜かずに作成しましょう。
承認プロセスと掲載までのタイムライン
商品紹介コンテンツは送信後、Amazonの審査を経て掲載されます。スケジュールを理解して計画的に進めることが重要です。
審査期間と掲載スケジュール
すべての商品紹介(A+)コンテンツは、送信して承認を受ける必要があります。商品紹介コンテンツの承認申請後、コンテンツの審査には最大7営業日かかり、繁忙期にはさらに時間がかかる可能性があります。
承認後、適用されたASINの商品詳細ページにコンテンツが公開されるまで、24時間かかる場合があります。つまり、新しいコンテンツを作成してから実際に商品ページに表示されるまで、最短で1日、最長で8営業日以上かかる可能性があるのです。
シーズン前や繁忙期に新しいコンテンツを反映させたい場合は、審査期間を逆算して依頼を行うことが重要です。
却下時の対応と再申請
商品紹介コンテンツのステータスが掲載不可である場合、修正と再申請が必要です。よくある却下理由には、ガイドライン違反、画像品質の問題、禁止表現の使用などが挙げられます。
却下理由を確認して適切に修正した上で、再度申請を行います。同じミスを繰り返さないよう、ガイドラインを再確認しながら修正作業を進めましょう。
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まとめ
Amazon商品紹介コンテンツ(A+)は、商品詳細ページを充実させてCVR向上を実現する重要な機能です。本記事では、基礎知識から作成手順、デザインのコツ、ガイドライン遵守まで実践的な情報を解説しました。
- 商品紹介コンテンツには、ベーシック、プレミアム、ブランドストーリーの3種類がある
- A+コンテンツの導入により転換率(CVR)が向上し売上増加に繋がる
- 利用にはブランド登録と大口出品者であることが必要
- 6つのステップで作成を進め、モジュール選択が成功の鍵
- 画像サイズはモジュールごとに推奨サイズが異なる
- ガイドライン遵守が審査通過の必須条件
- スマートフォンとPCの両方での表示を意識したデザインが重要
- 商品画像は1600 x 1600ピクセルの正方形が推奨
- 審査には最大7営業日かかり、繁忙期はさらに時間がかかる
- 実事例を参考にビジュアルコミュニケーション戦略を構築する
今すぐ商品紹介コンテンツの作成・改善に取り組み、Amazonでの売上向上を実現してください。ベーシックA+から始めて、実績を積み重ねてプレミアムA+やブランドストーリーの利用資格を得ることで、さらなる表現力を獲得できます。


